新型コロナで”副業”への意欲高まる傾向に

新型コロナによる休業要請や活動自粛の影響により、副業を希望する人が増えています。転職情報を提供するエン・ジャパンのウェブサイト「エン転職」によるインターネット意識調査(2020年10月12日発表)では副業を希望する理由、副業によって得られるメリットや不安に感じることなど、コロナ禍における副業を取り巻く実態が明らかになりました。

「副業希望者」は前年度の意識調査に比べ8ポイント増加

コロナ禍における「副業」に関する意識調査※で、副業を希望するという人が49%をマーク。同社による前年度の調査と比較し、8ポイント増加していることが分かりました。

「エン転職」が行ったサイトユーザーを対象とした副業に関する意識調査

(2020年7月29日~2020年9月27日) 有効回答数 6,325名

”副業希望者増加”は新型コロナ感染拡大が影響

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出典:「エン転職」副業実態調査

「新型コロナウイルスの感染拡大を受け、副業への意欲は高まりましたか?」という問いに対し、「意欲が高まった」と答えた人は53%と半数以上に上ります。

その理由として「オンラインの活用により柔軟に働くことができる可能性が高くなった」、「景気悪化がボーナス収入に影響するため、貯蓄のために副業を始めたいという思いが強くなった」、「新型コロナの影響でより働き方について考えるようになった」などが挙げられています。新型コロナ感染拡大が、副業希望者の考え方に大きく影響を及ぼしている実態が明らかになっています。

副業を希望する理由のトップは”収入増”。万が一の”失業”も視野に

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副業を希望すると答えた人への「副業を希望する理由(複数回答可)」に関する質問では、「収入を増やしたい」と回答した人が88%と圧倒的な割合を見せています。その他今回のアンケートの傾向として、「失業したときの保険」として副業を希望する人が前年度に比べ8ポイント増加の22%に。新型コロナ感染拡大により、将来の仕事に対しての不安が浮き彫りとなっています。

不安を払拭する副業のメリット

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「副業を行うにあたり不安に思うこと(複数回答可)」への質問には、「手続き・税金の処理が面倒(52%)」、「本業に支障が出そう(37%)」、「収入に繋がるのか(33%)」などの意見が見られ、副業を始めるにあたって不安材料を抱えている人が多いことが明らかになりました。

しかしながら、現在副業を行っている・以前に副業経験があると回答した人への「副業を行って良かったこと(複数回答可)」の質問では、「副収入が得られた(82%)」、「人間関係が広がった(30%)」、「視野・知見が広がった(30%)」、「新しいスキルが身についた(20%)」、「趣味・生きがいを見つけた(12%)」などのポジティブな意見が見られ、不安を抱え続けるよりも、副業へ一歩踏み出すことの大切さが伺えます。

地方の副業求人も増加。新しいキャリア形成にも繋がる副業

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柔軟な働き方の浸透によってオンラインを活用した副業も可能になった現在では、地方での副業求人も増加傾向にあります。観光と仕事を兼ねて地方へ行き、地元の人々とふれあうことができるワーケーションサービスや、都心に暮らしながら地方の仕事を請け負う副業人材マッチングサービスなど、副業を希望する人に対する多くの機会が用意されています。コロナ禍において、副業は収入アップや新しいキャリア形成に役立つ選択肢と言えそうです。