働き方改革とは?厚生労働省が定めたガイドラインをわかりやすく解説!

大企業・中小企業が取り組むべき課題!「働き方改革」ってなに?

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世界でも「 働きすぎ 」と指摘されるほどに勤勉な日本人ですが、戦後日本の経済成長を可能にしたのは、まさにこの気質と文化があってこそ。

” 企業戦士 ”や” モーレツ社員 ”という言葉を聞いたことはあるでしょうか?

これらの言葉は、日本企業に身をささげ” 粉骨砕身 ”で働くサラリーマンのことを指す言葉です。

しかし、これらの言葉も「終身雇用」という見返りありきの言葉です。

現代の” 正規雇用と非正規雇用の待遇差 ”や、” 実力主義化 ”した日本社会においては、終身雇用の名残りもあってか、働きすぎによる「過労死」という大問題が発生しています。

海外でも認識されるこの「Karoshi(過労死)」という言葉は、 まさに現在の日本社会を表す現象なのではないでしょうか。

” 一億総活躍 ”という目標を掲げる政府が力を入れて推進している 「働き方改革」は、このような問題を是正し、日本社会をより良い方向に 導くための取り組みとなっています。

柔軟な働き方を!「ガイドライン」とは?

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一億総活躍社会 ”という言葉は、働き方改革を推し進めるためのキーワードです。

「50年後も総人口1億人を維持し、職場や家庭、各地域で国民それぞれが活躍できる社会を目指す」

そんな未来の日本社会を目標としている政府が打ち出したのが 「働き方改革」です。

「働き方改革」は、労働者がもつ自らの意志や能力の他、それぞれの抱える事情に対しても柔軟な働き方が選べる社会を作り、” 一億総活躍社会 ”を現実のものにするための改革です。

そのロードマップとなるのが” 働き方改革ガイドライン ”です。

” 働き方改革ガイドライン ”には、全19項目の各問題の対応策が記載されています。

具体的なガイドラインの全容を把握することは、労働者や企業にとって有益な情報となります。

参考: 働き方改革ガイドライン

働き方改革ガイドライン(2019年)に沿った”残業と有給”に関する法案

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ガイドラインには様々な問題とそれぞれの対応策が示されています。

政府は2026年を目処に、改革を最終段階へと推し進める予定です。

”働き方改革ガイドライン”を元に順次施行されていく「働き方改革関連法案」ですが、実は2019年4月より「残業・有給休暇」についての法案が施行されているのはご存知でしょうか。

ガイドラインにすでに示されている「時間外労働の上限規制」や 「年次有給休暇の取得」について詳しく見ていきましょう。

2019年に施行された”時間外残業”と”年次有給休暇”

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 年次有給休暇の確実な取得2019年4月より働き方改革の一環として、「有給休暇」に関する法案が施行されました。

企業側は、10日以上の年次有給休暇が与えられているすべての労働者に対して、 最低毎年5日の有給休暇を強制的に消化させなければなりません。

対象者は正社員にとどまらず、出勤率80%以上入社後6ヶ月が経過している

フルタイム勤務の契約社員

派遣社員(履行義務は派遣元)

週30時間以上勤務しているパートやアルバイト

これらの労働者が該当します。

参考:働き方改革関連法案解説・年次有給休暇

 

 時間外労働上限規制 2019年4月1日より同じく「時間外労働の上限規制」に関する法案が施行されました。

休日労働を含まない時間外労働の上限は、月45時間年間360時間が上限となり、 特別な事由なしにこの時間を超える残業はできません。

また労働者と企業側が同意した場合であっても、時間外労働は年間720時間以内、 残業時間と休日出勤を合わせて月100時間未満、2 ~ 6ヶ月の平均残業時間は80時間以内におさめる必要があります。

原則として、月45時間を超える事ができるのは年間6ヶ月までです。

そして、大企業への法案施行は2019年4月1日から、中小企業は 1年の猶予をもたせた2020年4月1日からとなっています。

参考:働き方改革関連法案解説・時間外労働の上限規制

ガイドラインを確認し、「働き方改革」を理解しよう!

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政府をあげて推し進められる「働き方改革」では、ガイドラインを作成し、 労働者側と企業側にわかりやすい問題解決や法改正のロードマップを示しています。

全部で19にも及ぶ各項目は、労働者の視点から見た課題に対し、具体的な今後の 対応策、法整備を通した改革をどの時点で実行に移すかについての方向性など、 労働環境を改善する内容となっています。

「働き方改革」によって、労働環境についてさまざまな角度から検討・見直しがかかっていますが、2019年には既に「有給休暇と残業」について法整備がおこなわれました。

企業側も労働者側も、ガイドラインを把握し先手で対応していくことが、今後の改革の波に乗るための方策と言えます。

「働き方改革」は、労働者の生産性を向上させ、潤いのある未来の日本社会を形成します。

法改正に向けたガイドラインを一度確認し、「働き方改革」を理解しましょう!

参考: 働き方改革ガイドライン

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