”上司・友達・社会”に認められたい!自らを追い詰める「承認欲求」とは?

”頑張りすぎる人”や”比較しやすい人”はチェック!「承認欲求」について知っておこう

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平和で豊かな国である「日本」では、日々の食事や生命の危機などをさほど気にすること無く暮らすことができます。

 

都会の生活や地方での生活、どこにいても比較的恵まれている日本人ですが、 基本的な欲求が満たされやすい社会は、「承認欲求」が育ちやすい社会でもあります。

 

特に、近年のバイトテロ(アルバイト店員がふざけて仕事をしている様子をSNSにアップロードする行為)や、インスタグラム・フェイスブックなどの”いいね”の数を競う状況は、自己の「承認欲求を満たすための歪んだ行為」と言い換えることができます。

 

”誰かに認めてもらいたい”という「承認欲求」。

 

この「承認欲求」に縛られ、自己価値や自己評価はさておき、割りに合わない長時間労働や低賃金の仕事に縛られる人が多いのも事実です。

 

この欲求が暴走すると、働きすぎや他者との比較、社会ステータスへの執着など、最終的に本人が苦しい状況に陥ります。

 

この私たちが持つ「承認欲求」とは一体何なのでしょうか。

 

この欲求について紐解いていきましょう。

 

 

承認欲求とは「認められたい」という”欲求”

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上司・友達・社会など、「他者に認められたい」という誰もが持つ欲求。

 

”承認欲求”とは、自分以外の他者に認められたいという欲求のことを指しています。

 

これらは、

 

  • 自分が持つ考えやアイデアを認めてもらいたい
  • その他大勢ではなく自分自身を見てほしい
  • 自分の存在価値を認めてほしい
  • 大事に扱ってもらいたい

 

という言葉に置き換えることができます。

 

私たちは子供の頃から現在に至るまで、親や学校の先生、尊敬する友達や先輩、 会社の上司や社会そのものに”認められたい”と考えています。

 

つまり私たちは、「自分自身を他人に認めてもらいたい」という欲求ととも成長します。

 

この”承認欲求”は、数ある人間の根源的な欲求のひとつです。

 

 

アメリカの心理学者アブラハム・マズローが提唱する「自己実現論」

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”承認欲求”をテーマとして話をする際、必ずと言っていいほど登場するのがアメリカの心理学者 アブラハム・マズローです。

 

アブラハム・マズローは、人間の本来的な欲求をピラミッド状の5段階に分けて理論化しました。

 

その理論を「欲求5段階説」または「自己実現論」と言います。

 

このピラミッドの中には、人間の低次元欲求から高次元欲求までを5段階に分けて解説し、人間はピラミッドの底辺に位置する欲求から順番に欲求を満たしていくと考えられています。

 

そしてこの中に、”承認欲求”が含まれます。

 

このピラミッドでは、最も低い欲求順に

 

1. 『生理的欲求』・・・本能的な欲求

食欲・睡眠欲・呼吸したい・性行為をしたい・水を飲みたい・排泄・恒常性

 

2. 『安全欲求』・・・安全に生活を営みたいという欲求

身体の安全・道徳的安全・家族の安全・職の安全・財産の安全・資源の安全

 

3. 『愛と所属の欲求』・・・組織や集団に所属したい欲求

 友人関係・家族関係・性的親密性

 

4. 『承認欲求』・・・他者から認められたいという欲求

自尊心・自信・達成・他者を尊敬する・他者から尊敬される

 

5. 『自己実現欲求』・・・あるべき自分でありたいという欲求  

自発性・創造性・道徳観・問題解決・先入観を持たない・事実を受け入れる

 

この5つの欲求で構成されています。

 

現代の日本は、1~3までの欲求を満たしやすい社会となっています。

 

そして傾向的に、日本人が縛られやすい人4つ目の”承認欲求”ですが、この理論の提唱者であるアブラハム・マズロー自身が、この欲求に留まり続けることに警鐘を鳴らしています。

 

 

”承認欲求”のマイナス面

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誰もが当たり前のように持つ「承認欲求」。

 

「承認欲求」があることで私たちは物事に取り組み、物事を達成させます。

 

これによって上司や同僚など、他者から認められ、自己の承認欲求を満たすことに繋がります。

 

まさに承認欲求のプラス面と言えます。

 

しかし、自分自身に対する評価は常に”外側”にあるため、物事が達成できなかった時や成果が評価されなかった時、また他者(上司・同僚・友人など)の意志や意図によっては自己の「承認欲求」を満たすことができません。

 

その結果、他者から認められない自分自身は”自己の価値が低い”と認識してしまいます。

 

これが承認欲求のマイナス面でしょう。

 

つまり、他者からの承認が自己価値のベースとなる「他者承認欲求」に縛られるということは、”地盤がゆるい土地”に我が家を建てるようなものなのです。

 

いくら着飾っても、いくら地位を手に入れたとしても、自己価値のベースが外側にある間は、他者に委ねられた”自分の価値”がいつ崩れてしまうか分からないということになります。

 

 

”承認欲求”について知っておこう

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期待に答えることができる、真面目で几帳面な人が良しと重宝されてきた日本社会。

 

”他者に認められたい”という想いは自らを奮起させる起爆剤にもなりますが、いずれこの想いは ”他者に認められなければ”という想いに変化していきます。

 

そうなれば100%の頑張りでは満足できず、さらに他者から認められるために頑張り、フィジカル面やメンタル面に支障が出てきてしまいます。

 

「承認欲求」を持つことは自然な欲求の流れであり、決して悪いことではありません。

 

しかし、都会の生活で自分自身を崩してしまう前に、自己価値が社会や身の回りの人、つまり”外側”に左右されていないか、今一度自分自身を見つめる作業をおこなってみることをオススメします。

 

自分の価値を決めるのは自分自身です。

 

「承認欲求」について知り、健全な社会生活を送る手がかりにしてみてはいかがでしょうか。

 

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